2010年11月10日水曜日

TwitterはGoogleを超える次世代検索システムなのか?

 Twitterが週刊ダイヤモンドで特集されていました。私も2009年9月に始めて、「面白いなあ」と思いましたが、すごい可能性を秘めていると感じています。「これはGoogleを越える次世代検索システムなのでは?」と思い始めているのです。「Twitterが次世代検索システム」と言われても、よく分からないと思いますので順に説明します。

【拡大画像や他の画像


 Twitterにはさまざまなクライアントがあります。クライアントというのは、Twitterを使うためのインタフェースのようなものと思って下さい。HootSuite、Tween、TweetDeckなど、使うクライアントによって、画面の見え方は大きく異なります。ただ、何を使っても変わらないこともあります。そこをメインに説明します。

 自分でTweet(つぶや アトランティカ rmt
き)したり、フォローした人のつぶやきを見たり。自分のつぶやきはフォローされた人からいろいろ突っ込まれたりします。自分のつぶやきは下へ下へと流されて行きます。この下へ流れる仕組みをタイムライン、略してTLと言います。フォロー数が多いと、すごいスピードでTLが流れて行きます。少ないと、TLの流れはゆっくりです。

 あんまりゆっくりだ
と、次世代検索システム的ではないと思います。週刊ダイヤモンドのインタビューでホリエモンが言っていたのですが“フィルタリング的(必要なものだけを抽出)”ではあります。一方、ある程度早くTLが流れる時、「これは次世代検索システムなのではないかな」と思うのです。

 なぜでしょうか?

 ここでGoogleの検索窓を思い出してみましょう 信長の野望 rmt
。Googleの検索窓はすごいですね。検索キーワードを入れれば、大量のデータのインデックスを引っ張ってきてくれるのです。

 ただ、私は検索窓を前にして切なくなったことがあります。「え? そんなことあります?」と思われるでしょうか。ありませんか? 切なくなったこと。

 これも順に説明しましょう。

 何か検索キーワード rmt アラド戦記
を入れるには、意思が必要です。「検索したい!」「こういう言葉を調べたい!」という意思が必要です。かつ、キーワードにならなくてはいけません。単語単位でないといけない。

 「何か悩みがある。でも、検索ではどうにもならない」ということはありませんか? そんな時、思ったのです。「せつねーな」と。

 あと、何も意思がない時。特
に検索したくもない時。「何かないかな?」くらいの時。検索窓を前にして、止まってしまったことはないですか?

 私は検索窓の前で固まってしまったことが何度もあります。「あれ、俺はこのGoogleのページを前にして、何をぼーっとしているんだろう。真っ白な中に検索窓しかないページで」と。真っ白な検索窓を前にして、私は何度も思いました。「
俺、何してんだろ?」

 当たり前ですが、検索には意思が必要なのです。そして、キーワード化が必要なのです。意思があって、問いがあって、キーワード化して、検索して、答えに至る。意思がない時、キーワードにならない時、窓の前で切なくなります。「窓の外にはさまざまな世界が広がっているはずなのに」と。

●自分の意思を引っ張り出せ


 Twitterにお話を戻しましょう。Twitterである程度の人数をフォローしている時、ぼーっと見ていると、さまざまなことが流れて行きます。流れては消え、流れては消えて行きます。

 自分の意思に明確に気が付いていない時、1つの情報を流し込まれるのは洗脳みたいで嫌ですが、TLは自分が選んだ人の情報が細切れに流れて行きます。ランダムに
情報が流れるイメージに近い。そうすると、不思議なことが起こります。

 「あれ、これって!」というつぶやきが勝手に目の前を流れていくのです。それを見ると、「ああ、俺はこういうことがしたかったのでは?」と自分の意思の輪郭が明らかになってきたりするのです。そして、リンクをたどったり、調べてみたりするのです。

 これはよく考
えるとすごいシステムです。Twitterを立ち上げておけば、何もない時、テレビをぼーっと見るのと違って、自分の意思に近いものを、目の前に持ってくることができる可能性があるのです。

 また、キーワード化するのは難しくても、140文字でつぶやくことはできます。それに対して、いろいろ返ってくることもある。これが1つの画面でできてしまう。これま
でにもクラウドソーシング的な質問箱や悩み相談室はありましたが、これほどダイナミックにレスポンスが返ってくるものはありませんでした。

 これは、検索窓を前にして呆然とする、切ない体験がもはやなくなることを示しているのかもしれません。

 ちまたでも、いろいろみんなに聞けるから検索の代わりになるといった言い方をする人がいま
す。確かにそれもあります。

 でも、TLの真髄としては、意思がなくても、流れていく情報を眺めることで、自分の意思を引っ張り出せることにあるのではないでしょうか? つまり、「検索の前に明確化すべき意思を明確化する装置になり得るのでは?」ということです。

 これはすごいことです。リスティングとSEOが最強の集客手段になりつつ
あり、マーケティングの中心はそこにある中で、その前工程を対象領域にするものが出てきているのです。

 米Twitter社は黒字です。Googleがデータを買う契約をしたり、アライアンスを模索したりしているから、という側面があるでしょう。なぜ、GoogleはTwitterをこんなに大事に扱うのか? 不思議じゃないですか、理由が見えない。

 でも、もし
も次世代検索システムとしての可能性があるとしたら、ものすごいお金をかけてもおかしくないことですよね? 当然、Twitterの普及は、米国の貧しいブロードバンド事情なども関係があるでしょう。いまだにダイヤルアップの地域もありますからね。

 日本はブロードバンドの超先進国なんですね。だから、見た目的にはTwitterを見ても衝撃はないかもしれま
せん。もっとすごいサイトを見慣れています。日本人がTwitterを見ると、「何だろうこのシンプルなものは?」と思うでしょう。ただ、日本の事情にあったクライアントがそのうち出てきますので、見た目にも「すごい」と思えて、使ってみても「すごい」ものになるのは時間の問題でしょう。(伊藤達夫)

【関連記事】
? 「これからはマーケティングだ!
」と言う前に
? 「独立してコンサルタントになりたいんです」って本気ですか?
? 会社の経営不振、社員のモチベーション低下が原因ですか?
? 「オタクが欲しい」――採用担当が明かす本音

引用元:奇蹟の大地(Mu Online) 総合サイト

0 件のコメント:

コメントを投稿